6月7日(千秋楽)

 今日は最終日。

 ぼくは本当にこの日を待ちこがれていました。やっとあの生意気な女子高生から解放されると思ったからです(女子高生のみなさんごめんなさい)。
 今日は新宿でやることになりました。とりあえずぼくと木内さんは歌舞伎町でやるのはやめようが合言葉となっていました。とりあえずアルタ裏の所でしていましたが、プリクラをする人がいなかったのでぼくと木内さんは考え抜いたあげく、また渋谷ですることにしました。
 渋谷につくと土曜日もあいまって、人がうちゃうちゃいました。いつもの場所に来ると木内さんが急に倒れてしまいました。ぼく1人で多くを集めることは当然不可能で、逆に女子高生にジュースをおごるはめになってしまいました。
 そして遂に木内さんは1度も起きあがることなく帰っていきました。1人になったぼくはあまりの孤独感と恐怖感にさいなまれて渋谷の街を逃げ出しました。
 とうとうぼくは弱虫サダいわく弱虫ヤスになってしまいました。


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