6月3日

 ぼくこと大塚木内さんは池袋へプリクラ集めに行きました。最初はけっこうこんなもの簡単にもらえるものだと思っていました。
 しかし、その淡い期待は次の瞬間、簡単に打ち破られてしまいました。
 それはロサ会館へ行ったときのことでした。そこにはお客さんがほとんどいなかったので、来るまで木内さんとゲームをしたりしながら待つことにしました。そこに1組のカップルが入ってきました。ぼくはそのカップルが撮り終わるのを待つや否や、ぼくはそのカップルに歩み寄り、彼氏の方に頼んだら、ぼくのことを虫けらでも見るような目でみて、ぼくのことを追い払ってくれました。ちょっとかなしかったです。
 そうこうしているうちに、ぼくらの不審な行動がバレて店員のマークも厳しくなってきたので、ここではダメだと思ったぼくと木内さんはサバンナで狩りをするライオンのごとく、よりよいプリクラの場所を探しに行きました。
 サンシャインの方に向かって歩いていくと、道ばたのところにプリクラが3台くらいある場所を見つけ、そこには女子高生もたくさんいたのでここで張ることに決めました。ぼくと木内さんはさっきのうっぷんを晴らすかのように次々に声をかけていったのではあったが、逆に返り討ちにあってしまいました。
 もしかしたら、みんなはぼくらのことをあやしい某宗教団体の勧誘とかんちがいしているのではないかと思い初めその場にいるのがだんだんはずかしく、イヤになってきました。しかし仕事だからとわりきってしていると、ぼくらのあやしい行動をかぎつけてか店員が外に出てきて、プリクラ3台を店の中にしまってしまうではありませんか。
 とうとう為す術をうしなったぼくらは池袋の街で途方にくれってしまうのでありました。


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