96年の8月に有明のビックサイトでおこなわれた『東京ゲームショー』で、ゲームメーカーのアローマさんから発表された『同級生麻雀』のコンパニオン用衣装として製作したものです。
服のデザインは、ある意味でオーソドックスなセーラー服そのものなのですが、見本市の発表用ということで、ステージ用衣装としてのアレンジを加えてあるため、そうとうデーハーなコスチュームになっています。
この『同級生麻雀』というゲームは、有名な『同級生』というゲームから、主人公たちのキャラクターだけを借りて麻雀ゲームに再構成している物なのですが、そういう訳でビックサイトの会場には、本家の『同級生』のゲームの展示で、これと同じデザインの衣装(但し、他の衣装屋で製作された物)を着たコンパニオンさんと、会場で鉢合わせすることになってしまいました。当然、あちらの方は、デザインどうりの“ただのセーラー服”になっています。単体で立っているときは「ああ、同級生の衣装だな」というふうになるのですが、何かの拍子にこちらのコンパニオンと並んでしまうと、非常に相手がみすぼらしく見えてしまって、何か気の毒になってしまいました。