【リツのワンポイントアドバイス】 引き出物

  【リツの体験エッセイ】 はたらく花嫁

 「今まで引き出物で貰ってうれしかったのって何?」
ダーリンはボワワッと大きなあくびをしながら一言、「ない!」 「あっ、そう…」 「じゃあ、そっちは?」と言われれば、やっぱりアタシもないなぁ〜。「そうそう、でもいらなかったのはあるよ。新郎新婦の名前が彫ってある、すごぉくセンスの悪い置き時計!」「あっ、俺もある。それと、やたらかさばって重いナベとか食器とか。独身の一人暮らしには不向きだよね」というわけで、いらないものの話ですっかり盛り上がって、数時間。

 「でも、いらないもんの話ししててもしょうがないよね、どうする?」
 「え!?何が?」
 「だから、俺らの引き出物」
 「ああ、それならもう決めてあるもん」
 「‥‥‥‥」

 私は、友人の結婚式に出る度に、自分の結婚式は絶対カタログの引き出物にしようと決めていた。軽くてかさばらず、しかも自分で好きなものを選べる楽しさがある。
「でも、最近はカタログもあたり前になって、けっこう品物がワンパターンなんだよなぁ」
そんなダーリンに勝ち誇ったように、アタシは仁王立ちで腰に手をあててワッハッハと笑う。
「だ・か・ら、グルメカタログにすんのよッ」
グルメカタログとは、グルメな食べ物ののったカタログのコト!(そのまんまやん)

 「ああ、それいいね!」ということでダーリンも大賛成!!

で、このグルメカタログに、アニバーサリーの焼き菓子(ここのハートケーキは甘すぎず、すごく美味しい)、そしてキャトル・セゾンのオリジナルウエディングハーブティー「ラ・マリエ」(結婚した日付けと二人の名前を入れたもの)をつけて引き出物は決定!パチパチパチ…

 これは後に、列席した人達に「どれも貰ってうれしいものばかりだった」と誉められた。
ホテルへの持ち込み料がばかにならなかったけど…

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